2010年12月20日月曜日

12/11(土)丸嶋輝特別講義「幕末外交ともう一つの可能性」

【レポ】
丸嶋先生の講義ではまず幕末外交を、嘉永6年からの阿部・堀田主導の開国期と、安政5年からの井伊主導の変転期、万延元年からのねじれ外交期に分けて、それぞれご解説いただきました。岩瀬忠震の「忠孝信義の風をもって貪婪虎狼の俗を化し、五世界中一帝となす」という志の高さには一同感服いたしました。つづいて、これは僕からの要望に応えてもらったのですが、文久元年の対馬事件(ロシア船が対馬に無断上陸・居座った事件)での幕府外交の概略についてのお話がありました。必ずしもイギリス船が対馬に来たから退去したという話ではなく、幕府外交の努力があったからこそ退去が実現したということでした。最後に、果たして現在の日本は世界有数の経済大国になったけれども、こと外交に関して、徳川幕府から進歩したのであろうか、むしろ当時よりも遥かに劣っているのではないかという深刻な問題提起をいただきました。

その後、丸嶋さんの講義を踏まえて、参加者で様々な観点から議論を行いました。以上、簡単ですがご報告まで。(文責:しか)

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【告知】
徳川幕府は外交的に無能力だったから不平等条約が結ばれ維新の志士たちが奮起した…という現在我々が信じている物語は、はたして本当なのか? 徹底的に検証!

■かたりて:
在野歴史研究家。関八州は下野の出身。小栗上野介と田中正造と故郷を激烈に愛し、メキシコを主とした中米文化にも造詣が深い。いろいろ何でも詳しいが専門は幕末・戊辰戦争史。

■とき:
嘉永163年12月11日(土)18:00から

■ところ:
品川第一区民集会所(北品川3-11-16)第三集会室(和室)
(※JR大崎駅歩20分、京急本線新馬場駅歩3分)

■ついえ:
資料代として参加者各位の身分に応じたカンパをお願いします(百円程度から)。

「皇室と日本を考える」
http://kokutai.blogspot.com/