【告知文】
05/03【都内】「皇室と日本を考える」
◎五月のテーマ「『昭和の日』制定と昭和天皇」
今年はみどりの日がついに「昭和の日」と改まった最初の年。これを記念
して5月は特別企画として、昭和天皇の帝徳を偲び、多摩御陵参拝と、
昭和天皇記念館の見学を催します。見学後は昭和記念公園を散策しながら
青空の下で昭和天皇の御事績を語り合い昭和史を振り返ってみましょう。
日時&場所■平成19年05月03日(木)
第一部[多摩御陵参拝]:午前11時、JR高尾駅北口改札でたところ集合。目印にミニ日の丸(手旗)もってる人がいます。
第二部[昭和天皇記念館見学]:午後2時、記念館前ロビーで集合。JR立川駅徒歩13分。http://www.f-showa.or.jp/2_jigyo/accessmap.html
★イベントの詳細な案内はこちらでご確認ください→ http://nihon.lar.jp/
・オプションイベント(自由選択参加)
05/04午後1時半、池袋にて。詳細は、後日、下記の掲示板で告知します。
http://8809.teacup.com/imperial/bbs(当会の掲示板です)
主催■「皇室と日本を考える」実行委員会http://nihon.lar.jp/
(※お問合せ&連絡先&参加登録:info@nihon.lar.jp)(※このメアドは現在停止)
共催■女系天皇に断固反対する会
http://mixi.jp/view_community.pl?id=334458
(2chスレ:議論用)
http://sports11.2ch.net/test/read.cgi/offmatrix/1166609691/l50
(2chスレ:事務用)
http://sports11.2ch.net/test/read.cgi/offmatrix/1167304783/l50
【レポ文】
■「皇室と日本を考える」第12回学習会報告
日時:2007年5月3日
会場:八王子 多磨御陵 立川市昭和記念公園
テーマ『昭和の日制定記念/昭和を振り返る』
[参加者数]
第一部の御陵参拝・第二部の記念館見学・翌日のオプション企画、それぞれ参加者は毎回八名づつ。
全部に参加した人は五名。第一部と第二部の両方の参加者は二名。第一部・第二部のどちらのみの参加者は各一名づつ。オプション企画のみの参加者は三名。重複さしひくと全部で十二名の参加でした。
この中には、久しぶりに北海道からかけつけてくださった方もいらっしゃいました。その他に初参加の方は三名(飛び入り一名含む)でした。
★今回のレポは、これから御陵参拝や記念館見学にゆかれる方々へのルートガイドも兼ねています。
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■[第一部・多摩御陵地参拝]
JR高尾駅までは大雑把に東京から1時間半弱、新宿から1時間弱。当日は11時に高尾集合でした。高尾駅から多摩御陵まではバスがあるが途中までしか行かず待ち時間も入れると時間短縮にはならないので今回の企画では全行程徒歩にしました。経路は正規ルート「けやきの道」の他に近道が二つあり、一つは「川のせせらぎの道」、もう一つは「四季おりおりの木々の緑の道」。近道といっても10分くらいしか短縮されないのと、遅れた人の合流を考え、往路は「けやきの道」を選びました。この正規ルートだとスタスタ歩きでも参道入り口まで12、3分。(やはり徒歩30分程度のところにもしろいろ史跡があるようで、別の機会には一日かけてこの一帯をみた方がおトクかもしれないです)。そこから御陵域の入り口までまた坂道を12、3分。(この間、もし桜の季節ならば都営南陵公園の広大な桜がみごとで、お花見気分も楽しむこともできるところ。都心の桜より色が薄く、明るいところではなんともいえない清らかな桜です。今回は季節的にむりでしたが)。
今回の謹製レジュメとして昭和天皇の御製集が配布され、それを拝読しつつ昭和天皇の遺徳を偲び、あるいは語らいながら、御陵の前に到着しました。
陵域に入って数分歩くと、武蔵野陵(昭和天皇陵)と武蔵野東陵(香淳皇后陵)が。香淳皇后の御陵は、下方部分が美しい茶色の石で、上品かつ女性らしい印象。昭和天皇香淳皇后の両陵は、畝傍山東北陵(神武天皇)とも伏見桃山陵(明治天皇)とも異なり墳丘の全体像がみえるので、いかにも「お墓参りしている感」があり、なんともいえない親近感、開放的な広がり感や爽やかな印象がある所も、奈良・京都の皇陵とやや異質な印象かなと思います。柏手の音もさわやかに、心ゆくまで拝礼。
さらに数分歩くと多摩陵(大正天皇)と多摩東陵(貞明皇后)が。大正天皇の方が周辺の木々が伸びてやや神秘的。また上円部が上の方に高く伸び、威圧的な堂々としたものでイメージが他の三陵とかなり違いました(四つともすべて上円下方墳)。大正天皇陵には高い石段があり、貞明皇后陵の方も段が高くなっており、どっちも近くに寄るとみえなくなってしまうので拝む時の立ち位置の距離の取り方が難しい感じがしました。大正天皇貞明皇后の両陵は、一転して奈良の神武天皇陵、京都の明治天皇陵に雰囲気がいくらか近いかも知れません。柏手の音も高らかに、神妙に拝礼。
景色といい、天気がよくて最高でした!(当日の5/3は例年の晴天特異日です)。晴天に恵まれたり、大御歌にふれたりもしつつの参拝だったせいもありますが、大和魂をもたるる方ならば、大正天皇や昭和天皇との魂の交感を存分に楽しむことができる聖地であると確信いたします。都内で忙しない生活に追われているとなかなか御陵まで足を運ぼうという気にはなりませんが、ぜひ一度おすすめしたいです。
神武天皇陵も明治天皇陵も、まがりなりにも街中にあるのに対し、この多摩御陵地はいかにもな山奥にあるイメージなので、神武・明治両帝よりもはるかに広大な御陵という印象で、ややアンバランスな印象を受けるかも知れません(実際の面積はむしろ多摩御陵地の方が狭いかも知れないけど)。
御陵の境内はほどよく参拝客で賑わっていました。管理事務所で「印」を貰った人もしました。関西の管理事務所では、御陵のパンフ等なんにでも御印を自由に押させてくれますが、ここは関西とは異なりかなり役人体質で、神社などの御印を集める専用の御印帳以外には拒否されました(しかも参拝者が自分で押すのでなく、役人に押してもらうシステム)。
四陵参拝して入り口に戻るまでにまた数分はかかり、気候のせいもありますがかなり薄着をしてきてもすぐ暑くなります。遅れてきた人の合流を気にかけつつの、かなりのんびりした漫遊でしたので、歩き通しではありましたが、体力の自信のない人や肥満気味の人が同行していても楽だったと思います。
高尾駅に戻ってからは近くで名物のとろろ蕎麦を喰いつつ楽しく雑談がてら一休み。
中央線で立川へと移動。高尾駅と立川駅の間は片道約20分。
■[第二部・昭和天皇記念館見学]
立川駅と新宿駅の間は4、50分くらい。立川駅と東京駅の間は50分〜1時間くらい(特別快速だとさらに10分短縮) 。昭和天皇記念館と立川駅の改札との間は徒歩12、3分。昭和天皇記念館は、広大なる昭和記念公園の一角にありますが、昭和公園は「有料区」と「無料区」とがあり、記念館は「無料区域」の側にあります。なので、公園料金は不要で入館料500円だけで済みます(ただし開園日時は有料区と同じ)。
(ちなみに昭和記念公園ですが、有料区は400円。中にもいろいろあり。子供向けの半端な遊園地色もありますが、広大さのためかおおむね自然そのままの印象も。別の機会にどうせ来るなら朝から一日かけてのんびり散策しないと損かも知れません。園内レンタサイクルもあり)。
さて、昭和天皇記念館は、昭和公園の無料区の中の建物の中にあります。この建物の屋上は「空中庭園」になっており、ややモダンアートがかった感じがします。
昭和記念館の中のスペースはそんなに広くはなく、館外のロビーまで展示物がハミ出してます(つまり一部は無料でみれる)。
中は、昭和天皇の出生から崩御までの一代記、まつわる品々。漆塗りの赤ベンツ、お召し列車、全国行幸の記録、詔勅の原稿の本物そっくりな複製、9分間のビデオ上映。その他いろいろ。
われわれ一行は日の丸の小旗をもっていたので、職員の方からにこやかに話しかけられたりして愉快でした。
以前にはこの館でも「人間宣言」として展示されていた昭和21年年頭の詔書も現在ではちゃんと「新日本建設に関する詔書(いわゆる人間宣言)」と書き改められており、関係者各位の努力に敬意を表したいと思います。
ビデオ上映はこの記念館の名物で、昭和という激動の時代を多くの映像で振り返り、涙あり笑いあり悲哀あり感動ありの充実した内容で、昭和天皇が戦後を作ったといっても過言ではない偉大な功績に感激しない人はいないでしょう。
館内展示の最後は生物学者としての昭和天皇という重要な側面を詳細にフォローした展示になっているのも素晴らしいものです。総じて見学にはいい場所で、連休のせいか見学客もかなり賑わっていました。
見学を終えてからは、館外ロビーにて懐かしの昭和時代をふりかえる各種展示系イベントもやっており、これらも存分に楽しめました。
午後5時、記念館と立川駅の間にある「バーミヤン」で会食。歩き通しで疲れた割りには、初めて顔を合わせた方も交え、御陵参拝と記念館の連続で気分が高揚していたのか、夜遅くまで盛り上がって実に楽しい交流会となりました。
ミクシィにFridaさんと鹿九郎さんによるレポがあります↓
http://mixi.jp/view_event.pl?id=17669638&comm_id=334458