【告知文】
9月1日(土)「超古代文書を読む会1」のお知らせ
投稿者:皇室と日本を考える
投稿日:2007年 8月27日(月)18時49分12秒
当会の9月のお知らせの中にある、9月1日の企画内容です。
おまけ企画「神典を読む会改め超古代文書を読む会1」[古事記を読む会通算5th]
内容(あくまで予定)■
・前回、正統派の古典の数々を学んだので、次ぎはいよいよ(?)超古代文献(偽史)を。
・9月2日(日)の本イベントにおける和歌の勉強にちなみ、五七調で有名な「ホツマツタエ」と「カタカムナ」の二つを取り上げます。話は
ホツマとカムナの自称する由来物語。両書に関する一般的雑学情報。信奉者・支持者の類型分布。両書の内容概略。実際の購読素読(原典資料配布)。文献学的批判・分析。時代背景・裏事情。両書の世界の楽しみ方遊び方、活用法(和歌作りへの応用も…?)。神道の一派としてみた場合のホツマ神道(アメナルミチ)とカムナ神道(直観物理学)の思想の全体像がもつ長所短所。それぞれに内在する政治思想の問題点。それと、いつもの電波業界裏話(今回はホツマ編&カムナ編)
などを考えていますが両書ともに内容豊富なシロモノですので一日で何でもかんでもは出来ません。当日参加者の興味や知識に応じて、上記のいずれかの一部を適当に取り混ぜた内容になると思います。
・特製レジュメ&資料集、無料配布(間に合えばw)
日時■2667年9月1日(土)集合:午後1時30分/終了:遅くても午後4時前後(±30分くらい)
場所■巣鴨駅(山手線・三田線)出て南口側、白山通り沿い左手すぐの喫茶店「伯爵」で集合。集合後、近所に移動。
※お店のお茶代以外の参加費などは無料です。
※このイベントは下記↓の9月2日(日)開催のイベント「慶祝!悠仁親王殿下ご生誕一周年」のオプションイベントですが、これとそれと、どちらか一方だけの参加でも歓迎です。
(mixiでの告知)http://mixi.jp/view_event.pl?id=22022451&comm_id=334458
(2chでの告知)http://sports11.2ch.net/test/read.cgi/offmatrix/1166609691/578
http://nihon.lar.jp/kojiki/index2.htm
【レポ文】
今回も多忙のため特製レジュメは間に合いませんでしたが、そのかわり、ホツマツタエ関係資料は29枚、カタカムナ関係資料は30枚に及ぶ大量の資料を配布。もちろんいつものように、これらの中には現在では入手困難な貴重なものがかなり入っています。
今回はたまたまですが比較的基礎知識の少ない人が多かったので、あまりマニアックな深みにはハマらず、結果的に、広く浅い解説になり、用意していた多くの話題(「告知文」参照)は、ほぼすべてに触れることができました。
関連して「神代文字」の議論もありましたが、これはこれだけで膨大な議論を含む一ジャンルですので、別の機会に譲ることとし、今回は簡単に触れるにとどめました。
ホツマツタエ論の前半では、その問題点を抉摘することで、初歩的な段階にある方々には「免疫」をつけて頂くことに力点を置き、後半ではその文体を実際に味わってもらいました。
カタカムナについては、やや裏話的な話題が多かったかも知れません。現代の捏造であることは詳細に説明しましたが、それにとどまらない思想的な意味について多少のフォローを入れたことは、あるいはホツマツタエに批判的な割にカタカムナに好意的という印象をもたれたかも知れません。
オカルト(神秘学)的な世界観という意味では、ホツマツタエは時代的にもソース的にも、かなり狭いもので、これで世界に何かを発信するのはむりであり、歴史的な役割を終えたものと考えています。にもかかわらず熱狂的な信者のグループがいくつもあることは、これはまた別の次元の問題です。カタカムナもまた持ち上げるほどのものとは思いませんが、しかし現代の綺想科学のひとつとしては、神道的な世界観を探求し現代の言葉に置き換える試みの一つとして(必ずしも評価するという意味でなく)参考に値するものと考えています。